​INTERVIEW

あまり拡がっていなかっただけで、俺は最初から伝わると思ってやっていて。だから常に拡げたいと思っているし、伝えたいと思っているかな。どこまでも。どんな人にも。

コウイチロウ

Q.『I Feel Satisfaction』からちょうど1年振りのリリースですね。

コウイチロウ:間にアルバムのLPを出したからリリース自体はあったけど、

新曲を出すのは1年振りだね。

Q.Jun Gray Recordsからリリースして変わったことってありますか?

コウイチロウ:まず対バンが変わったかな。

それまではハードコアのバンドとの対バンが多かったけど、

そこは結構変わったと思う。

ハルカ:あとはずっと自主でやってきたからいまいち実感がないことも多くて。

コウイチロウ:そうそう。それまでは何もかも完全に自分達でやっていたから

全部の動きを把握していたんだけどレーベルが動いてくれるから

リリース前に時間が余るっていう(笑)。

今回のレコードもだけど、

自主で出すときはいつもギリギリまでやってるから(笑)。

 

 

Q.レーベルオーナーであるJun Grayさんとの関係性はどうですか?

ハルカ:お父さんだよね(笑)。

コウイチロウ:東京のライブは毎回来てくれるしね。

ハルカ:客観的に意見を聞けるのは大きいかな。

ライブを観て感想を言ってくれたり、曲に関しても色々アドバイスをくれて。

コウイチロウ:レーベルに向いてるよね(笑)。

ハルカ:あははは。確かに(笑)。

コウイチロウ:Ken Bandのスタジオを決めるときもまず俺達のライブのスケジュールを聞いてから決めてくれてるみたいだし。Xero Fictionのライブがあったらスタジオの予定を入れないんだって。それでライブに来たらアドバイスをくれて「頑張れよ」って言って帰っていくっていう。

ハルカ:絶対何か一言は言ってくれるよね。

 

Q.Junさんに言われて印象に残っている言葉ってあります?

コウイチロウ:いつも「よく分からんけど」って最初に言ってから感覚で話してくれるんだけど、それが的確なんだよ。印象的だったのはライブ全体のバランスを考えて「こういう曲があったらいいんじゃない?」って言ってくれたことかな。

 

Q.そういう意味では日本語詞の「SEVENTEEN」がライブのセットリストに入るのは面白いですよね。今回日本語に挑戦したのは? 

コウイチロウ:これ言っていいか分からないんだけど、バンドを動かしていく中でビジョンがあって。7インチを出してアルバムを出したら2枚目はレーベルから出して、その次は日本語でやる、みたいな。だから今がそのタイミングだったんだよね。だから『I Feel Satisfaction』をレーベルから出したあとは日本語でやるってことは決めてたんだよね。

 

Q.どれくらい先のことまで決めているんですか?

コウイチロウ:一歩進んだらその先の先くらいまでは決めてる。ずっと同じことをしていたら飽きちゃうでしょ?だから「これをやったら次はあれをやろう」って色んなことを考えているんだよね。自分で自分に刺激を与えるっていうか。まだやったことのないことがやれる楽しみもあるしね。

 

Q.ハルカは日本語で歌ってみてどうでした?

ハルカ:やっぱり英語と違ってダイレクトに伝わるから、聴いてくれる人にどう伝わるかは気になる。どうだった?

 

Q.ライブで初めて聴いたとき「忘れかけてた」って歌いだした瞬間に「日本語!」ってなりました。

コウイチロウ:違和感あった?

 

Q.違和感っていうか、普段会って話すときは勿論日本語で話すじゃないですか。でも曲で聴くと「ハルカって日本語喋れるんだ」って思いました(笑)。でも言葉がちゃんとXero Fictionだからそこに違和感はなかったですね。

ハルカ:自分が歌って恥ずかしくない言葉じゃないと歌えなくて。

コウイチロウ:日本語でやってもちゃんとXero Fictionらしさが出る歌詞をみんなで考えたんだよね。どんな言葉だったらバンドの雰囲気に合うかとか。

 

Q.歌詞のクレジットにはドランキーとコウイチロウの名前がありますが、ドランキーはどんな歌詞を書くのですか?

コウイチロウ:あいつはドラクエっぽい歌詞を書くんだよね。意外と文才があるんだよ。見た目と違って(笑)。

ハルカ:結構ロマンチストだから恥ずかしい言葉も書いてくるしね。

コウイチロウ:そこを俺がカットするっていう(笑)。

 

Q.あははは。ライブでの反応はどう?

ハルカ:歌詞がちゃんと届いているなって思った。だから歌っていて気持ち良いんだよね。

 

Q.確かに最近のハルカは歌うのが楽しそうですよね。どんどん前に出てくるようになったなって。

ハルカ:そう?

コウイチロウ:変わったと思うよ。やっぱり日本語の曲をライブでやるようになって自分達の見せ方もお客さんの受け取り方も変わってきていると思う。まあ、それも飽きを防いでいるんだけど(笑)。

 

Q.日本語にシフトしていくかと思いきや、カップリングの「SILENT STORY」は英語詞で。

コウイチロウ:俺も日本語になると思ったんだけど、ハルカが英語の歌詞を書いてきたんだよね。「この曲は英語のほうがしっくりくる」とかしゃらくさいから(笑)。

ハルカ:日本語で考えたんだけど出来なくて。どうしてもイメージが変わっちゃうから難しくて。

コウイチロウ:完全に英語の曲だからね(笑)。だから日本語でやっていくつもりだったけど英語で出来ちゃったものは仕方ない(笑)。

 

Q.この曲はアメリカのパワーポップの7インチのB面感が本当に最高です。

コウイチロウ:そうそう、B面でしょ?(笑)。完全にレコード好きな人がニヤッとする80年代のパワーポップだよね。

 

Q.ライブで「SEVENTEEN」を聴いて来るアルバムは日本語になると思っていたんですけど。

ハルカ:あははは。

コウイチロウ:たぶん両方やると思うよ。新しいこともやるけど、

これまでやってきたこともやっていくんじゃないかな。

 

Q.変わったのではなくて新しい武器を手に入れたっていう。

コウイチロウ:そんな感じ。それも狙っていた訳じゃないんだけどね。

 

Q.コウイチロウから見て日本語で歌うハルカはどう感じました?

コウイチロウ:やっぱり女の人が日本語で歌うのは良いよね。

だからXero Fictionは自分のバンドではあるけど、

ただ単に女ボーカル愛好家として楽しんでる感じ(笑)。

俺は女の人に歌って欲しくて曲を書いてるから(笑)。

 

Q.家庭農家みたいな感じなんですね。食べたい野菜を育てて食べるような。

コウイチロウ:まさしくそれだね。

 

Q.他のメンバーの反応はどうでした?

コウイチロウ:ドランキーとキョウヘイは「面白そう、やってみたい」

みたいな感じ。ドランキーはノリノリだった。

ハルカ:歌詞の話をするのが楽しそうだったよね(笑)。

コウイチロウ:フートンはXero Fictionのあいづち担当だから頷いてた(笑)。

でもあいつも音楽オタクだから日本語の曲にも理解はあると思う。

 

Q.日本語を取り入れたことで聴く層の幅も拡がりそうですね。

コウイチロウ:音楽に詳しくない人にも取っつき易くなったと思う。

ハルカ:日本語の曲しか聴いたとこがない人も沢山いるだそうしね。

コウイチロウ:敷居は下げれたんじゃないかな。だから色んな人に伝わり易くなった気はする。

 

Q.「伝えたい」という思いは以前より強くなった?

コウイチロウ:あまり拡がっていなかっただけで、俺は最初から伝わると思ってやっていて。だから常に拡げたいと思っているし、伝えたいと思っているかな。どこまでも。どんな人にも。

​<INFORMATION>

4th 7inch record

【SEVENTEEN/

Silent Story】

Record store day Ver.

04/21発売!

5/13(Sun)

@名古屋 新栄CLUB ROCK'N'ROLL

open/start 17:30/18:00

prise:¥2,800(D別・

ステッカー付きチケット)

​問い合わせ:

JAILHOUSE  tel052-936-6041

5/18(Fri)

@東京 下北沢SHELTER

​open/start 18:30/19:00

prise:¥2,800(D別・

ステッカー付きチケット)

問い合わせ:

下北沢SHELTER  tel03-3466-7430